2013年5月20日月曜日

9、禁煙治療は健康保険で受けられる


健康保険で禁煙の治療を受けるには一定の要件があり、初診のときに医師が確認します。もし、要件を満たさない場合でも自己負担による自由診療で禁煙治療を受けることができます。

健康保険で禁煙治療を受けるための要件は書きの4つです。


1、ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)で5点以上
2、ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上
3、禁煙したいと思っている
4、医師から受けた禁煙治療の説明に文書で同意する


ニコチン依存症を診断するテスト(TDS)は以下の通りです。


問1、自分が吸うつもりよりも、ずっと多くのタバコを吸ってしまうことがありましたか?
問2、禁煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがありましたか?
問3、禁煙したり本数を減らそうとしたときに、
   タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか?
問4、禁煙したり、本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか?
  (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、
   眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重の増加)
問5、問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか?
問6、重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに
   吸うことはありましたか?
問7、タバコのために自分に健康問題が起こっているとわかっていても、
   吸うことがありましたか?
問8、タバコのために自分に精神的問題が起きているとわかっていても、
   吸うことがありましたか?
問9、自分はタバコに依存していると感じることがありましたか?
問10、タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか?


このテストで5つ以上「はい」があることが健康保険で禁煙治療を受けるための要件の1つです。

禁煙治療は、禁煙外来を開設している医療機関で受けることができます。標準的な禁煙治療のスケジュールは、


0週   初回診察(禁煙開始)
2週後  再診
4週後  再診
8週後  再診
12週後 再診


というスケジュールで12週間にわたって合計5回の診察が行われます。

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